ETF買い入れとは

日銀が金融緩和拡大として、ETFの買い入れ枠をこれまでの年間3.3兆円から6兆円にほぼ倍増させました。

それ以降、連日のようにETFを大量に買い付け、それが株式市場の下支えとなっています。

日銀としては株価対策のために政策を行っていると受け取られてはまずいのですが、実質的に株価対策となっています。

ですが、買い入れを行っていても、株価が上昇するとは限らないようです。

日銀は、6兆円を260営業日で割ると一日平均230億円ETFを購入できますが、現在はこの平均を上回るペースです。

いまは株価も落ち着いていますが、いざというときに買い入れ枠が枯渇するという状況になりかねません。(実際には買い入れを行わない日もあったようです)

株価対策ではないと謳っているものの、ETFから現金に変わった現保有者の再投資によってマネタリーベースを増加させるのが目的ですから、株価が上昇して上場益を再投資するもよし、直接ETF売却金を再投資するもよし、です。

ですが、マネタリーベースの伸びは鈍化しています。

マネタリーベースとは「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」です。

国債買い入れで増やしたいのは貨幣流通高です。

マイナス金利では日銀当座預金を減らします。

日本銀行券発行高を増やすにはヘリマネを行います。

ETF買い入れは貨幣流通高を増やす効果があります。

こうして見ると、日銀の政策の一貫性ってどうなっているのでしょうね。